 |
 |
|
 |
||
|
||
|
|||||||||||||||||||||||||||||
|
|
|
 |
 ―生体膜の分子論的解析からバイオフルイディックスまで― |
 |
| 血管微小循環系の解析 |
 工学系研究科 機械工学専攻 教授 松本洋一郎 人体内の血液循環に対するシミュレーション技術の開発は、高齢化社会においてより深刻な問題となる循環器疾患、脳血管疾患などに対する高度医療を達成するために、極めて重要な意味を持っています。特に毛細血管における流れは、細胞への各種物質輸送において中心的役割を担っているが、毛細血管内を変形しながら移動する赤血球やドラッグデリバリーシステム（DDS）用マイクロカプセルなどの分散体では、毛細血管内での力学的特性と膜を介しての分子レベルの物質輸送が密接に関連しています。生体内におけるこれらの要素の影響を定量的に評価し、効果的な制御を行なうためには、生体膜を介して細胞内に取り込まれる分子レベルの物質輸送から、連続体レベルでの血流・分散体間の流体―構造連成までマルチスケール性を考慮した解析が必要です。本研究では、これらの複雑な因子を合理的かつ精度良く解析するためのツールの開発を行っています。 |
 |
| マイクロ・セル・プロセッシング |
 工学系研究科 機械工学専攻教授 笠木伸英 患者の体内より抽出した万能細胞（幹細胞）を任意の組織細胞へと分化させ、欠損部に移植することで疾患を治療する再生医療が、有望な次世代医療技術として期待されています。成人の体内に存在する幹細胞は非常に希少（末梢血中全細胞の1/106程度）であり、血中の幹細胞を安全に効率よく抽出する安価な技術の確立が望まれています。本研究では、デバイスの微小化による試料の微量化と処理時間の短縮、コスト削減などを目指し、数�儚僂離船奪彎紊帽獣曚気譴襦�幹細胞の精度の高い抽出が可能な免疫磁気細胞分離システムの設計ツールの開発、システム試作に関する基礎研究を行っています。 現在、設計パラメータ最適化のために細胞の変形や細胞内物質の流動、細胞膜上の抗原抗体反応、磁性粒子の運動を誘起する磁場の解析を含む流体シミュレーションを行い、多様な物理現象を統合した解析・設計ツールの構築を目指しています。 |
 |
→ハイパー・モデリング／シミュレーション･プロジェクトTOPへ |
↑ページのTOPへ |