21世紀COEプログラム   MSI
TOP
プロジェクトの趣旨
機械システム・イノベーション国際研究教育センター
事業推進組織
担当専攻・研究所
活動
Newsletter
受賞
インタビュー
リンク
お問い合わせ

次世代知的材料の開発―人々の安全をサポートするモニタリング技術―
光ファイバセンシング
影山和郎工学系研究科 環境海洋工学専攻
教授 影山和郎

 湾曲した光の導波路で生じるドップラー効果を発見し、その原理に基づいた新しい光ファイバ振動/音響センサを開発しました。
この光ファイバセンサは、極めて高感度で広帯域なので、振動やアコースティック・エミッションを計測することにより、構造物や機械のヘルスモニタリングへ適用できます。
耐熱性・耐久性、防爆性、耐電磁ノイズ特性や遠距離計測に優れることから、大型の土木建築構造物、大深度地下構造物やエネルギプラントなどへの応用が進められています。
図


複合材料構造システムのヘルスモニタリング
武田展雄新領域創成科学研究科 先端エネルギー工学専攻
(工学系研究科 航空宇宙工学専攻)
教授 武田展雄

 航空宇宙機構造を中心に先進複合材料の応用が広がっていますが、運用中に発生する損傷の種類、位置、サイズを精密に同定し、構造健全性をリアルタイムで自己検知・診断する構造ヘルスモニタリングシステムが必要とされています。我々は、通常の光ファイバの1/3の直径を持つ, 世界初の複合材料中埋め込み用の細径光ファイバとそのファイバ・ブラッグ・グレーティング(FBG)センサの開発を行っています。すでに、CFRP積層構造への埋め込みと衝撃損傷同定技術の実証を航空機胴体模擬構造デモンストレータ実験により行うことに成功しました。現在はさらに次世代民間旅客機への本格的な適用を目指した実用化研究へと進んでいます。また、CFRP構造化・構造ヘルスモニタリングは、再使用型ロケット用極低温燃料タンク、人工衛星構体などの宇宙構造でも重要となっており、航空宇宙構造システム全体においてキー技術となりつつあり、当研究室では独自のアイデアにより学問的に、実用化を目指す技術開発に貢献しています。
図

→エネルギー・イノベーション・プロジェクトTOPへ

↑ページのTOPへ