システム量子工学専攻 特任講師 山田知典
平成18年4月1日付けで特任講師に着任いたしました山田知典と申します。システム量子工学専攻で博士課程を出た後、民間企業、理化学研究所研究員、システム量子工学専攻助手としてこれまで計算力学シミュレーションの研究を行ってまいりました。博士課程ではメッシュ生成アルゴリズムや有限要素法コードの並列計算機への実装といった少し機械力学から離れたテーマを研究しておりましたが、社会や研究所で実用的なシミュレーション技術に触れることにより、 MEMS、エンジン、あるいは骨など産業界での応用やシミュレーションの利便性を意識した研究へと方向性を変えつつあります。昨年一年間助手を勤めさせていただいたシステム量子工学専攻では本COEの事業推進者でもある吉村教授のご指導のもとに小型人工飛翔体の設計支援のためのマルチフィジックスシミュレーションというテーマで新たに研究をスタートいたしました。今後、COEの中で他の分野の先生方やRAの皆さんと連携を取りながら自分自身の意識改革を行い、革新的な機械システムを創造するためのシミュレーション技術の研究を進めていきたいと考えております。
関係者の皆様には、ご指導いただく機会が多くなるかと思いますが、何卒、宜しくお願い申し上げます。 |