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去る7月9日、英国王立工学アカデミー(Royal Academy of Engineering)は今年度の新フェロー会員を公表したが、唯一人の国際フェローとして、工学系研究科笠木伸英教授が選ばれた。同教授の機械工学分野での優れた研究業績と、世界の工学コミュニティを繋ぐ幅広い国際活動が認められた。日本人としては6人目で、過去には、岡村総吾氏(本学元工学部長)、豊田章一郎氏(トヨタ自動車名誉会長)、吉川弘之氏(本学元総長)らが選出されている。フェロー認定授与式は来る11月5日ロンドンにて行われ、式後、エディンバラ公爵フィリップ王子主催の祝賀晩餐会が開催される予定。
王立工学アカデミーは、英国における工学トップリーダーにより組織され、工学・技術の強化を目指す一方、政府や関係機関に対して政策提言を行うなど重要な役割を果たしている。
笠木教授の専門分野は、熱流体工学、エネルギーシステム工学、乱流工学など、日本学術会議会員、王立スウェーデン科学アカデミー会員、日本工学アカデミー会員、Int. J. Heat Fluid Flow主幹編集者、世界実験熱流体アセンブリ副会長、熱物質輸送国際研究センター執行理事などと共に、現在21COE機械システム・イノベーション拠点リーダーを務めている。
本受賞をお祝いし、一層のご活躍をお祈りする次第です。
(2007年9月) |
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