タイトル |
マイクロチャネルの気液二相流:気液混合部と入り口形状の影響について |
日時 |
2007年3月28日(水)10:30〜12:00 |
場所 |
工学部2号館・機械系会議室(2-31A) |
講演者 |
川路正裕博士 |
概要 |
管内径が100ミクロン程度のマイクロチャンネル内の気液二相流では、
気液混合部と入り口の形状が流れの特性に大きな影響を与えることが一連の実験で分かってきた。
例えば、ボイド率は均質二相流モデルの式やミニチャンネルで見られるArmandの式などに
一致する場合もあれば、それらよりかなり低い川原らの相関式で与えられる値に一致する場合もある。
その原因を調べるため、マイクロチャンネルの入り口をT字管と、管径が徐々に縮小するリデューサーを
使った実験を行った。T字管の内径はマイクロチャンネルの内径と同じか、もしくはより大きいものを使用した。
また、内径が同じT字管を使った実験では、気体を注入する管の容積が大きい場合と小さい場合を比較した。
それらの結果に基づき、マイクロチャンネル内の気液二相流が気液混合部の形状と混合方法に大きく
依存するメカニズムを明らかにする。 |
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