広い視野からお話をしていただける方を毎月お招きしするトランスディシプリナリ・レクチュアシリーズ第７回を開催します。今回の講師の辻信之先生は、本学工学系研究科修士課程を修了後、企業の研究員として新素材の開発に従事されました。その間米国に３年間留学され、スタンフォード大学でPh. Dの学位を授与されました。その後、コンサルティングファームでの実務に従事され、現在はエグゼクティブ・サーチの会社にお勤めになられています。また平成１９年度工学系研究科に新設された技術経営戦略学専攻の特任准教授も併任されておられます。今回は、企業や国家の技術開発戦略を議論するための手法としての技術ロードマップのお話をしていただきながら、学生生活、そして学位取得後大学を出てからの人生設計、生き方について、技術コンサルティングやエグゼクティブ・サーチの経験から、種々の実例を参照しながら考察・議論します。工学系を出発点として、どのような可能性が開けるのか、そのように人生の「ロードマップ」を描けるのかを考える視点を皆さんに示せたら良いと思います。