講師 |
東京大学名誉教授 月尾 嘉男(つきお よしお) |
日時 |
平成16年6月28日(月)16:30〜18:00 |
会場 |
浅野キャンパス 武田先端知ビル 武田ホール |
講演要旨 |
今年1月、還暦とともに南米南端のケープホーンをカヤックで周回することに成功した。現在の日本と対極にある無人の荒涼たる地域を人力以外に依存するもののない手段で移動することは、様々なことを思考する契機となった。今回はこれまで人類を発展させてきた工学や技術の今後の方向と役割について再考してみたい。 |
月尾嘉男氏の略歴 |
1942年(昭和17年)生まれ。1971年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。名古屋大学工学部教授、東京大学工学部教授などを経て、1999年東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。電気通信審議会、国土審議会、経済審議会、情報通信審議会など各種審議会委員を歴任。2002年総務省総務審議官に就任。2003年より東京大学名誉教授。専門はメディア政策、システム工学。 |
主な著書 |
「IT革命のカラクリ」(共著)(アスキー 2000)
「変革するは我にあり」(日本実業出版 2001)
「日本が挑む五つのフロンティア」(光文社 2002)
「日本 百年の転換戦略」(共著)(講談社 2003)
「縮小文明の展望:千年の彼方を目指して」(東京大学出版会2003)など多数。 |