講師略歴 |
1971 京都大学 理学部 物理第一学科 卒業 |
1977 京都大学 理学研究科博士課程修了 理学博士 |
1977 米国アルバートアインシュタイン医科大学生物物理部研究員 |
1979 広島大学総合科学部助手 |
1988 国立遺伝学研究所 遺伝情報研究センター助教授 |
1996 国立遺伝学研究所 構造遺伝学研究センター教授 |
(2004 総合研究大学院大学 生命科学研究科 研究科長) |
受賞歴、表彰歴 |
1995年度 IEEE/IAS First Place Prize Paper Award(米国電子工学会) |
1996年度 斉藤賞 受賞 |
1996年度 IEEE/IAS/EPC James Melcher Prize Paper Award(米国電子工学会) |
研究分野 |
酵素反応機構論で学位を取得した後、一貫して、生体反応の時間軸の解析を行ってきた。最初に転写反応を1ステップ毎に分解して解析し、その動的機構を明らか にした。次に1本鎖DNA結合タンパク質の協同的結合における、協同性の形成機構を明らかにして、その速度とファージDNA複製のパターンとの相関を発見した。次に、タンパク質がDNA上をスライドできることを1分子観察で証明した。現在、スライディン グによる新規な遺伝子の発現調節機構の研究と、バクテリアでの転写開始調節に、転写複合体の分子メモリーが関与していることを主に研究している。 |