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平成15年度にスタートした5年間の本研究教育拠点形成プログラムでは、新世紀に相応しいビジョンと目標の下に、力学を基盤とする工学の再構築を目指して多様な活動を継続してまいりました。肥大化した人間圏を地球と共生し得る持続的なシステムとして再構築し、多様な価値観を有する人々に健康で快適な生活と安全で安心な社会を実現するために、機械工学・技術はどうあるべきかを模索しながら研究活動に取り組みました。主として、エネルギーとバイオ・医療の分野、そして機械システムの先導設計を支えるモデリング/シミュレーションの学術分野を対象といたしました。約100名にも及ぶ複数専攻の教員、博士課程学生らが、世代や組織を越え、開かれた国際環境の中で、横断融合的な研究活動を自ら生み出す仕掛けを育てると同時に、優れた人材の育成を目指してきました。 以上の活動を省みますと、三つの成果が得られたのではないかと考えております。
特に大学院教育に関しては、ビジョンと目標に基づく人材育成を目指して、基礎素養、専門知識、リテラシー、コンピテンシーの4つの力を涵養するための具体的手段としての教育プログラムと、その達成度の十分なチェックシステムを構築することが必要であることを教員・学生が共に自覚し、組織的、制度的改革が進められたことはCOEプログラムならではの成果かと思っております。 本プログラムは今年度をもって終了いたしますが、引き続き世界的な教育研究拠点として活動を継続すべく、関係者一同、さらに努力を続けていく所存です。これまで産業界、大学・官公庁関係など教育研究に関わる多くの方々に、様々な形でご支援、ご協力をいただきましたことをここに記し、本拠点関係者一同、心より御礼申し上げる次第です。 |
拠点リーダー:笠木 伸英 |
Since 2005.08.11 |
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